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感想とか言いたいこととか適当に

【感想】事故物件 恐い間取り

「事故物件 恐い間取り」観てきました。

 以下↓公式サイト

movies.shochiku.co.jp

 

 

ネタバレは控えめに感想書きます。

 ポロっとネタバレ書くと思うから、まだ見てない人は注意してください。

 

 

ざっくりあらすじ:売れない芸人 山野ヤマメはお笑いコンビ「ジョナサンズ」を組んでいたが相方の中井大佐からコンビ解散をして放送作家になると告げられる。

そんな状況で、TV番組のプロデューサーからTV出演を条件に「事故物件」にくらすことになる。

無事?に「事故物件」で怪奇現象を撮ることができ、番組で大盛り上がり、山野ヤマメは次のネタを探すために事故物件を移り住んで怪奇現象に遭遇し、”事故物件住みます芸人”としてブレイクしていく。

 

 

 

 個人的にええホラー映画だったよ。

正直、そこまで期待していなかったし、

直近観たジャパニーズホラーが「犬鳴村」だったりで期待値が低かったんですよね...

低くなった私の中のハードルを越えていったから満足感ありますね。

内容は大体あらすじの通りなんですよね、あとは怪奇現象を発生させる係の霊感の強いヒロインが出てくるくらい。

個人的に何が良かったを語るとなると、ホラーシチュエーションの多さですよね。

今作、「事故物件」を移り住んでいくんですけど、

「事故物件」ごとにホラーシチュエーションが当然異なってくるから、観ていて飽きないんですよね。

事件の再現、怪異に襲われる、自殺に誘導される、扉が勝手に開く、怪人が出てくる...etc

1作でいろんなホラーシチュエーションが楽しめる、お菓子の詰め合わせみたいな作品ですよ、これ。

最後の物件でのラストバトルは必見ですよ。

どうしてそうなるみたいな気持ちもあったけど、「貞子VS伽耶子」とかの「来る」とかの近年のホラー映画の流れを汲んだものだと個人的に思ってるからアリですね。

そう考えるとジャパニーズホラーのいろんな表現を今作は取り込んでいるのかもしれないですね。

ホラーシチュエーション以外にも、主人公に「事故物件」を紹介する不動産屋の横水純子のキャラも強めで主人公が「事故物件」を選ぶシーンも楽しいですよ。

不動産屋の事故物件担当 横水純子(事故物件担当ってなんだよ)が喜々として事故物件を紹介するシーンは笑えるし、特に最後の物件を紹介するシーンはノリノリでいいですね。

個人的に横水純子の最後は好きですね、ホラーにおける安全圏内の不動産屋がああなるのはちょっとスカッとしますね。(呪怨の不動産屋もああなってどうぞ)

 作中通して登場した怪人黒マント(パンフだと黒い影の男)、あれ結局何者だったんですかね。

少なくとも物件由来の幽霊ではないんですよね、あちこち出てるのとラストを考えると。

事故物件を移り住む主人公とラストのあのシーンから考えると、事故物件を荒らす人を襲う「事故物件の精霊」とか思いついたけど考察が適当すぎるだろ..

 

あと、今作のパンフレットはめっちゃいいですよこれ。

作中の各物件の間取りに、家賃に物件紹介に撮影スタッフの撮影の際の証言も書いてあるんですよ。

原作についても解説あって、当然、監督や主演へのインタビューもあるし、

北野誠のおまえら行くな」の出張版もありますぜ。

まあ、私はまだ全部読めてないけどね。

今作観終わった後、買うのおススメですよ。

 

今作はジャパニーズホラーが好きな人とか、「貞子VS伽耶子」とか「来る」みたいな除霊バトルとか好きな人にはぜひおススメだから観に行ってほしいですね。 

 

 今回は以上。